11月のお稽古


とても暖かい日があったかと思えば、急に寒くなったりして、街中はクリスマスソングが流れ始め、いよいよ季節は冬に向かっていると感じます。



脚付きのコンポート花器にいけたSさん。
コガネミズキのを矯めて曲線を作り出しました。
いけ口が高い場合は、下に流れるような線を持ってくると効果的です。
トサミズキは矯めが非常に効きますから、もっと遊んでみてもいいでしょうね。

 
 


同じ花材を投入れよこに伸びる形でいけたTさん。
非常にバランスよく入っていますが、欲を言えば、花器との親和性という意味で、寸胴の花器ではなく、どこかしらくびれのある、同じように高さのある花器の方がより作品としては面白くなったと思います。

 
 


先日誕生日を迎え5歳となったYちゃん。
お姉さんたちが指導を受けている横で、その内容を聞いているもんですから「三角形を作る」「枝で高さを出す」という基本的なことを教えていなくても自然にやってのけてしまいます。
これぞ「門前の小僧…」ではあるんですが、入門してますから「門前」でもないし、小僧でもなくお嬢ちゃん。
5歳になってお稽古の準備やお片付けもしっかりやれるようになってきました。

 
 


入門して丸一年のMさん。
この回の枝物はボケ。
投入れはとにかく枝をよく見ること。
自然の造形を活かせるようになると、自ずと美しい花作品になります。

 
 


盛花の横型をいけたのはTくん。
最近の上達ぶりには目を見張るものがあると…前も書いたっけ?

生花店でアルバイトをしている彼のいける花は、若干アレンジメント寄りになりつつありますが、それも本人の作風になるわけで、柴らしいことだと思います。


お稽古の急なキャンセルが出ると、私がいけたりもします。