修学旅行2019(中編)



「修学旅行」ということは、いずれ「卒業」なんてことになるんでしょうかね?
なんてことをツラツラ考えながら、今回の修学旅行のお話、第2弾。



花いけバトルの会場は、品川プリンスホテル クラブeX
円形の会場の中央には、これまた円形のステージがあり、観客の出入り口の反対側には、大量の花材がスタンバイされています。



大量の花材の横にはドラムセットが置かれ、すでにライブ感が会場全体に漂っています。





ステージの上には、様々な形をした6つの花器があり、ステージ下にも花器が置かれていました。


バトルと名がついているとおり、バトラーと呼ばれる花のいけ手たちが、観客の目の前で花作品を作り上げます。
その時間、たったの5分。







審査員は会場の観客。
出来上がった作品だけでなく、制作している5分も合わせて審査をします。



バトラーの花の台には赤や青などのガムテープが貼られていて、いけ上がった作品を見てからどの作品が良かったを、観客は事前に配られた札をあげます。



札を上げた状態のまま、ステージ上のスタッフが数えていきます。
その姿はさながら紅白歌合戦(日本野鳥の会が協力してたあの頃)


・・・いや、自分で言ってて古いことは自覚してます。


いよいよスタート!


春の花々を一気にいけあげるスピード感、目の前で繰り広げられるライブ感、そして緊張感。



5分の制限時間のなかで、3分経過すると、ステージが回り出すという演出が。



これ、ものすごく恐怖です。
土台が動くなんて、通常はあり得ないすからね。振動もあるだろうし。



いけている5分間、ミュージシャンが生演奏で盛り上げますが、時間経過とともにテンポも早くなっていきます。
これもバトラーにとっては、心理的なプレッシャーになりそうです。



今回は「バトルロワイヤル」の名がつくように、バトラーの人数が徐々に減っていく方式。
総勢6名のバトラーが4人になり、3人になり、最終的には2人でのバトル。



優勝は、流木を大胆に使い、伸びやかな作品に仕立てた平間さん。



この花器、重心が上の方にあって、自分なら絶対に使わなだろうなと思うもの。
そこに流木が入り、レンギョウの枝は下に垂れ、それだけでもバランスをとるのは至難の技。
これをたったの5分。


感嘆しかありません。



私もお弟子も、スピード感やテクニックに口をあんぐりと開けたまま。
あっという間に時間は過ぎ去り、茫然自失としたまま会場を後にしました。



「凄いものを見てしまった・・・」という感覚が激しかったのでしょうか。
部屋に戻ってから、とあるお弟子さんはアイスクリームをバクバク食べてましたよ。
しかも箸で(笑)

箸・・・