2月のお稽古

節分も過ぎれば、もう春と言っていいんですが、まだまだ寒い2月。
それでも花材は春の花になってきました。

 

水盤にレンギョウをいけたYさんの作品。
ストレリチアと、横に伸びたレンギョウとの曳き合う力のバランスが、作品全体に緊張感を生み出しています。

 

 

お稽古をはじめて、3カ月目。Sさんの作品。
壺にいける「投入れ」は、枝のセレクトが重要です。どの枝のどのラインを残していけるか、よく見極める必要があります。
写真に撮るとまた印象が変わってしまいますが、全体の骨格が四角形になってしまったのが惜しいところ。
ただ、全体の重心はきちんと落ちていますから、安定感のある作品となりました。

 

 

花教室には、4歳の子も通っています。
「ピンクのおはながすき!」ということで、今回はトルコキキョウ。
全体のバランスは手直ししていますが、それぞれの花材の長短を自分なりに工夫していて、毎回着実に進歩しています。

 

春から花の専門学校に進学が決まったTくんの作品。
カラーといいバラといい、比較的大きな花材とのバランスに苦心していましたが、概ねバランスはとれていると思います。
ユキヤナギとアンスリウムの使い方にもう一工夫欲しいところ。

 

 

お稽古のたびに「何で上手くならんのだ!」とぼやくIさん。
いえいえ。着実に上達しています。
アオモジの流れるようなラインがきちんと作れていますし、バラのバランス(シャレじゃないです…)がいいですね。

 

 

今月は変則稽古になってしまい、最長で3週間ほどブランクができてしまったお弟子さんもいて、申し訳ないなと思っています。
来月は一気に春の花になって、いけていてウキウキするような作品を目指しましょう!