学校法人 新島学園さま 学園葬装花

群馬県安中市にある、新島学園さま学園葬の装花ご依頼をいただきました。


 

パイプオルガンを配した立派な礼拝堂。
一般的な祭壇ではなく、全体を包み込むような温かい雰囲気の会場にならないかというのが、当初のご要望でした。

事前のお打合せで、故人さまは大変お優しいお人柄であったこと、キリスト教において、死は再生の意味に持つ等のお話を伺い、全体的に温かい雰囲気を持ち「芽吹き」や「春を待つ」といったイメージで、桜をはじめとした春の花で装飾。

 

こちらからご提案したのは、礼拝堂ステージ、入口、ご列席者様のお見送りスペースの3か所。

とはいうものの、到底ひとりでやれる量ではないので、フラワーデザイナーの曽我部 翔さんに協力を依頼しました。

フラワーデザイナーの視点、華道家の視点が混ざり合った装飾となった気がします。

礼拝堂、入口の2か所は、白い花と桜をベースに、故人さまのお人柄が偲ばれるよう、全体的にふんわりとした色使いでまとめています。



ご列席者様のお見送りスペースには、いけばな様式を全面に出した、壺いけのスタイルで。

色のある花を多めに入れて、春の雰囲気を更に高めました。

故人さまをはじめとして、歴代の学園関係者さまの蒔いた種が、次世代へつながるように、そして大きく花開くように、明るく伸びやかに。



今回の装飾は、曽我部さんの他に、曽我部さんのスタッフUさん、高崎の生花店「marimo」の皆さま、私の弟子、さらに、今回は直接お目にかかれませんでしたが、群馬の華道家の先生にはお稽古場をお借りし開花調整をお願いするなど、多くの方々のご尽力によりでき上ったものです。

この度のご縁を繋げていただいた皆さま、学園の皆さま、ご協力いただいた皆さま、そして曽我部さん。
本当にありがとうございました!