ワークショップ ~夏の花遊び

教室主催のワークショップは、実に4年ぶりの開催となった。

実は何回も計画はしていたのだが、このコロナ禍である。計画しては緊急事態宣言、日を改めたら陽性者激増と、人を集めるイベントは遠慮せざるを得ない日々だった。

本当にようやくこの日が…!といった気持ちである。ご参加いただいた皆様には感謝の気持ちいっぱい。改めて御礼申し上げます。

さて、今回のテーマは「いけばなエッセンスを活かした夏の花遊び」

【いけばなエッセンスを活かして】と入っているから、まずはいけばなって何だというお話を少しだけ。

それにしても、この画像、大昔に放送されていた「カノッサの屈辱」みたいだ。

参考画像
やぁ皆さん 私の教室にようこそ

ワークショップはお稽古ではないから、いろいろと省略して花作品に仕立てる。とは言っても花を触ったことがない方からしたら、省略もへったくれもない。

なので私が見本を作りながら、一緒に作り上げていく。

今回使用した花材

ドウダンツツジ

シャクヤク

アスター

アジサイ

スモークツリー

ただ、枝はそれぞれ全く違う形をしているから、完全に同じものはできあがらない。むしろそれがいけばなの面白い所。

だから「ここをこうするとこうなる」と理論でお教えしていく。これはワークショップでも通常の稽古でも変わらない。

いわゆる「うしろいけ」ってやつ プロっぽいでしょ?笑

いつも言っているのだが

「いけばなのスタートは理論なんです。やっていくうちにセンスが磨かれるので、はじめからセンスは必要ありません」

これを言うと、だいたいの方が「そうなの?」といった感じのお顔をされる。今回は全員がそのお顔になった。

でも本当なんだからしょうがない。「学ぶ」ということは「真似ぶ」 真似ることから始まる。
そしてそこには理論がある。いけばなには確固とした美の理論が存在する。

「んなこと言われても難しいじゃないか」

至極御尤も。なので、教室主催のワークショップには、お弟子もアシスタントとして参加し、お一人お一人にきめ細かくアドバイスをしていく。

自分自身が理解できていないと人に教えることはできない。逆に言えば、人に教えることによって、自分自身の理解が足りない部分が見えてくる。

ちなみにこの画像中央に写っている、手を後ろに組んでいる男性は私の弟子だが、これだけ見たら彼の方が先生っぽい。

比較的小さめな作品で、いけばなとフラワーアレンジメントの中間のような感じの作品ができあがった。どなたも初めてとは思えない完成度の高さで、本当に初めてですか?と何度も訊いたほどだ。

そしてそれぞれに特徴のある作品に仕上がっていた。小ぶりだけれどカッチリと仕上げる方、大きく悠々とした雰囲気に仕上げる方、同じ花材でもこれだけ仕上がりが変わる、これぞいけばなマジック。

花のワークショップだから、はじめから花に興味のある方なのだろうが、これをきっかけにもっと花を好きになってくれたらいいなと思う。

そして入門してくれたらもっといいなと思っている 笑