2月のお稽古

 
春の花が出始める2月。伸びやかにいけてみましょう!



 
レンギョウを投入れ・たてに伸びる形でいけたSさん。

メインのレンギョウの先端が、ちょっと寂しかったですねぇ。

投入れは枝ぶりと共に、特に花木の場合は花付きもよく見ましょう。

 

 
小ぶりな水盤にいけたYさん。
良くまとまっていると思いますが、ガーベラの大きさからすると、全体がちょっと小さくなってしまったかな?という感じがします。

ググっと大きくいけると、より伸びやかさが出ると思います。

 


クロヤナギのどのラインを残すか、悩んでいたMさん。
ラインの選択も重要ですが、他の花のサイズが少し小さくなってしまったのが残念!
入門して1年未満ですが、ここまでいけられるようになったのはかなりな進歩です。



 
水盤にいけたSさん。
花と花との間隔を開けてみましょうと手直しすると、一つ一つの花がよく見えるようになりました。
ツバキの枝ぶりもよくみていると思います。

余ったツバキを、サラッといけると、これはこれで素敵になりますね。

 

 
最近、メキメキ上達してきているMさんは、ツバキの使い方が本当に上手です。
芽吹きクロヤナギと、ツバキとの対比も大変良いと思います。

また、いけ上げる時間も早くなり、作品全体に流れや勢いが感じられるようになっています。

 

 
2月も終わりに近づくと、モモが出回ります。
モモを印象的にいけたSさん。
本来ならアイリスを右に配置するのがセオリーですが、モモを際立たせるため敢えて左へ。
華やかになりました。




投入にしたTくんは、アイリスを長くいけることにより、配色に気を配りました。
バラの周囲にナノハナを入れることにより、バラを印象付けています。

 

 
最近水盤のお稽古に力を入れているMさん。
端正なフォルムに仕上がっています。
ドラセナの葉を丸めることにより、作品全体の重心を下げ、モモの伸びやかさを強調しています。