しばらく前からの懸案事項だった、このサイトのギャラリーの見直し作業。先日ようやく一応の完成を見た。
今回の作業は、あるクライアント先から
「過去作品を年代順にピックアップして欲しい」
とのご要望を受けてのことで、ならばとサイトギャラリーも更新することになった。サイトの更新は専門家にお任せすることにして、何が大変って正確な制作年を調べ上げなければならないことだった。
最近の作品はすべてデジタル撮影なのだが、過去のアナログ写真は再度スキャンする必要があったり、正確な制作年が分からなくなっていたりしている。
同じ作品でも数カット撮影してあったりする場合もあり、こちらが公式に出していた画像以外を探したりもして、そうすると芋づる式に当時の思い出が脳裏に浮かんだ。
治安のいい肌
正確な制作年を調べるため、当時のスナップ写真を見返す場合もあり、過去のデータを地道に探すしかなかった。
私がデジタルカメラを手に入れたのは1999年。当時は今のデジタル一眼レフ並みの大きさで、画質もさほど良くなかった。AI補正なんて当然ない時代の話だ。
ただそこに写っている私は、その画質の悪さを補って余りあるほど肌質がいい。月日って残酷である。
ギャラリーに出した作品の最古は1996年のもの。なんとまぁ30年前である。10代だよ。ハイティーンだよ(言い方すら古い)
作品画像を探しているのに、全然関係ないスナップも出てくるわけで、当時の自分を見返すたびに懐かしいやら恥ずかしいやら、とにかく悶絶していた。

ギャラリーには出していない作品だが、ドンペリの空き瓶を花器にした作品を制作したのは2003年。ということは25歳?
わっかいのー笑
ちなみにこの作品画像を出さなかったのは、ドンペリの空き瓶とはいえ、勝手に出していいのかね?と疑問に思った事と、何よりこの作品自体、今の私から見たらあまり出来のいいものではないなと感じているからである。
2008年。31歳。
おい。チャラくないか?
なんだこの襟足は。
髪だって茶色いぞ?
上の画像から5年。何があったんだ。
三十路でこれかい。痛々しいぞ。

痛々しいついでに白状するが、時は遡って10代後半、私はロン毛でした。
流行ってたんだよ。ロン毛が。キムタクとか。金城武とか。
似合っていたかまでは敢えて言及しないが。
花を仕事としてお受けするようになったのもこの頃から。
必要に迫られて宣材写真(宣伝材料写真・いわゆるアーティスト写真、アー写ってやつ)を撮ることになったのだが、これがある意味「伝説の宣材」となるのだ。
しかしこれはまた別の機会にお話ししよう。